三寒四温を肌で感じるようになりました。
寒さも峠を越し三寒四温を肌で感じるようになりました。季節は二十四節季の雨水を迎えました(2月19日)。雪から雨に変わり、氷が溶けて水になって、草木の芽が出始める頃というのが雨水です。昔から、農耕の準備を始める目安とされています。また、この日に雛飾りをすると良縁に結ばれるという言い伝えがあるそうです。皆様お変わりありませんか。いつもスマイルコミュニティーをお引立て頂き誠にありがとうございます。健康の五原則というものを機会あるごとにお伝えさせて頂いています。その五つは①食事の内容、②適度な運動、③十分な休息、④体を温める、⑤心の持ち方ですが、先々週、先週、に引き続き、④体を温めるについて考えてみたいと思います。 「④体を温める・・・体温の話Ⅲ(低体温症)」 体温には体の中心の深部体温(中枢体温)と皮膚などの表面体温があり、一般的に平熱と言われる温度は深部体温(直腸温度)で36℃~37.5℃ですが、体温が高くなっても、低くなっても体は異常状態であると判断する必要があります。平熱を越える場合は高体温症、下回る場合は低体温症と言うことになります。今回は低体温症について考えてみたいと思います。低体温症とは、平熱の温度が極端に低いことです。平均して35度から36度程度の人を低体温症と呼びます。低体温になってくると、身体が冷えるばかりではなく、病気になりやすい身体になってしまいます。代謝自体が悪いため、食事や生活習慣によって体質を改善していくことが必要になります。「エアコンと冷凍冷蔵庫の普及により日本人に低体温が原因とされる症状を訴える人が多くなった」と、ある医師の本に書かれていました。普段の中枢体温が36℃に満たない人が最近増えているそうです。一般的によく言われる冷え性は、「普通の人が寒さを感じないくらいの温度でも、全身や手足、下半身など体の一部や全身が冷えてつらい症状」とされています。冷え症と低体温症は、元々は別のものなのだそうです低体温症の原因として、①寒冷環境:寒い環境。②熱喪失状態:体熱が奪われた状態。③熱産生低下:体内でつくられる熱の量が少ない。④体温調節能低下:体温を調節する体の仕組みが低下しているなどが上げられます。代謝が悪いと体温が下がってきます。代謝を悪くしている原因は数が多く、冷暖房設備が充実してきたこと、運動不足になってきたことなどが上げられます。運動不足になると、筋肉の量が減って、熱に変える力が不足してくると、代謝が低下し、低体温症になってしまいます。低体温症が起こる状況としては、①睡眠薬や鎮静薬を服用、②酒での酩酊(急性アルコール中毒)、③飢餓、④特殊な病気(低血糖・中枢神経障害など)、⑤上の①~④の条件が重なった場合などが上げられます。低体温になると、副腎や甲状腺の機能も低下してしまうそうです。免疫力の低下が起き、アレルギー症状も出やすい環境になってしまうそうです。また、婦人科系の病気を誘発する可能性が高くなります。これには、ホルモンのバランスや自律神経の働きなどが関係していて、このバランスを崩してしまう原因が、低体温がもたらしていると考えられます。このような場合、女性の機能が上手く働かなくなりますから、不妊症にもなってしまいますので注意が必要です。低体温になると、知らない間に健康を害していることが多く、冷え性と似ている症状となる低体温ですが、冷え性のように身体が冷えていると感じることは、少ないのが現実のようです。低体温症で最も分かりやすい症状が、風邪をひきやすくなることなのだそうです。普段から不規則な生活をしている人は、免疫力が低下している可能性がありますので、低体温になっているとしたら、同じことを繰り返す傾向が多くなります。日頃から、食事の内容や運動に注意し、十分な休息を心掛け、冷暖房などにも注意して、無理のない生活習慣を身に付けることがとても大切になってきます。私たちスマイルコミュニティーは「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに皆様と共に学び共に歩んで参りたいと考えています。今後とも温かいご声援とご指導のほどよろしくお願いいたします。
いつもの年より冷たく感じた今年の冬ですが・・・
いつもの年より冷たく感じた今年の冬ですが、それも少しずつ緩み始め、春の訪れはもうそこまで来ている感じがする今日この頃です。皆様に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか。いつもスマイルコミュニティーをお引立て頂きありがとうございます。健康の五原則というものを機会あるごとにお伝えさせて頂いています。その五つは①食事の内容、②適度な運動、③十分な休息、④体を温める、⑤心の持ち方ですが、先週に引き続き、④体を温めるについて考えてみたいと思います。 「④体を温める・・・体温の話Ⅱ」 体温には体の中心の深部体温と皮膚などの表面体温があり、一般的に平熱と言われる温度は深部体温(直腸温度)で36℃~37.5℃ですが、体温が高くなっても、低くなっても体は異常状態であると判断する必要があります。平熱を越える場合は高体温症、下回る場合は低体温症と言うことになります。まず、高体温症とは、通常体温が上がり始めると、自律神経が働いて熱の放散(発汗や血管の膨張)を行う事で体温を37℃程度に保とうとしますが、熱の放散が不十分なことから体温の調節が効かず、上昇していく状態のことを言います。乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因ともされることがあります。また、風邪の際、ウイルスの繁殖を抑えるための自然な体温の上昇は発熱(ウイルス感染に反応して体が自ら体温を上げている状態)と呼び区別します。高体温は、その発症メカニズムの違いによって、「うつ熱」と「発熱」の二つに大別されます。「うつ熱」の原因は病気によるものではなく、高温環境や放熱機構(冷却装置)のトラブル、すなわち、外部環境の異常によって生じます。熱中症などはこれに入ります。その原因は、高温多湿な環境下での活動や、衣服の着すぎといった外部環境から来るもの(熱中症)をはじめとし、投薬によるもの、ストレスによるもの等があるそうです。症状は、めまい、だるさ、息苦しさ等があげられます。また、体温を下げようとするため大量の発汗もありますが、脱水症状がみられると発汗しない事もあるそうです。一方で環境の変化を比較的受けにくい体の内部温度である核心温度が41℃を超える重症の場合意識障害が起き始めたり、様々な臓器の機能に障害(多臓器不全)が出始めたりする可能性もあるので注意が必要です。そしてその対処は、発汗により水分や塩分を失っている事が多いため水や塩分を補給する必要があります。原因が外部環境による場合は涼しい場所に移動したり、衣服を脱いだり、腋の下や首などの動脈を適度に冷やすなども応急処置としては有効であるとされています。「発熱」は、体温調節中枢のセットポイントが上昇し、体温が高められて体温計で測った時 37.5℃以上を示している状態のことを言います。発熱時には、皮膚表面の血管収縮や悪寒を伴います。発熱の原因には、感染症・炎症性疾患・アレルギー疾患・悪性腫瘍などがあるそうです。発熱時には、発汗によって体力や水分が奪われやすいため、栄養補給や水分摂取などがとても重要な処置になります。この場合、発熱の原因を見極めて対処する必要があり、39.5℃以上にならない限り解熱剤の使用は極力避けた方が良いそうです。熱中症、うつ熱、悪性高熱症などでは、41℃以上の発熱が起こることがあります。この場合は、熱そのものが脳や全身へダメージを与える危険性が高く、早急な治療や処置が必要になります。普段、普通に暮らしていると体温を測る機会が少ないかも知れません。日頃、元気な時でも時々測る習慣を付け、ご自分の平熱を知っておくと良いと思います。知っておくことで、体調に変化が起きた時、体温変化の状況により、早めに対処できる可能性が出てきます。私たちスマイルコミュニティーは「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに皆様と共に学び共に歩んで参りたいと考えています。今後とも温かいご声援とご指導のほどよろしくお願いいたします。
立春を迎えました。
二月に入り季節は二十四節季「立春」を迎えました。冷たい風が吹き、厳しい寒さが続く中でも、庭の花水木の枝先には無数の蕾が次の出番を待っています。皆様に於かれましてはお変わりありませんでしょうか。いつもスマイルコミュニティーの無農薬野菜をお求めいただき誠にありがとうございます。二月は如月(きさらぎ)とも言います。如月とは、旧暦2月15日の釈迦入滅日を、衣更着(きさらぎ)ということからきているという説や、寒さでさらに衣を重ね着する「着更着」という説、気候が陽気になる季節で「気更来」「息更来」という説、子供が誕生するが如く草木が芽生える月で「生更木」と言う諸説があるようです。立春を迎えてもまだまだ寒さは続き、北海道など雪国では今年も雪の被害が出ている様子で、昨日のテレビニュースでも、この寒さが地球温暖化の影響だと伝えていましたが、雪国の人のご苦労を思うと、一日でも早い春の訪れを待たずには居れません。 「④体を温める・・・体温の話」 日頃お伝えしています「健康の五原則」①食事の内容、②適度な運動、③十分な休息、④「体を温める」、⑤心の持ち方の内、今回は「④体を温める」を考えてみたいと思います。今回は体温について考えてみます。ちょっと風邪気味かなと思って、脇の下に体温計を挟み体温を測って、36.5℃位ならば先ず安心すると思います。しかし、それが37℃を超えようものなら、いよいよ風邪を引いたかと覚悟を決めなければいけません。その発熱が風邪によると思われるものなら、体を休めて風邪の経過を待つとか、病院へ行き、薬をもらってきて飲むとかごく当たり前に自然に対処しているのではないでしょうか。しかし、それが、それでもなかなか治まらなかったり、どうも風邪では無さそうだとなると、ちょっと不安になってしまいます。体温は健康状態を測る上でとても大きな役割を果たしています。普段、私たちが意識しなくても、心臓は動き続けています。だからといって、私たちが制御しているわけではありません。人間の身体の機能は脳が命令を出して、その命令をもとに作動しています。体温も脳が決定していて、主に、脳の中央部にあり体の殆どの神経を司っている脳幹の中の、間脳という所の視床下部にある体温調節中枢が司っています。周りの環境の温度や皮膚の温度などの情報を元に、脳の体温調節中枢が体温を指定し、その命令によって、発汗させたり皮膚の血流を変化させたりして指定された体温に整えているそうです。体温調節中枢には、放熱中枢と産熱中枢の2つがあり、放熱中枢が体温の上昇を防ぎ、産熱中枢が体温を上昇させる役割があります。ちなみに、病気で発熱した時に用いる解熱薬は、脳の体温調節中枢に働きかけ体温を下げようとする薬だそうです。体温には体の中心の深部体温と皮膚などの表面体温があり、一般的に平熱と言われる温度は深部体温(直腸温度)で36℃~37.5℃ですが、これを越えると高体温症、40℃以上になると「重症高体温症」と言います。また、35℃未満を一般的に「低体温症」とし、32℃~35℃未満を軽症、
早くも2月になりました。
2015年が明け早くも2月になりました。暦の上では立春を迎えましたが、まだまだ冷たい日が続いています。しかし、寒さもピークを過ぎ、冬枯れしていた樹木も少しずつ蕾が大きくなってきているように感じる今日この頃です。自然は、いよいよ春へ向けて準備が整ってきているようです。皆様に於かれましてはお変わりありませんでしょうか。いつもスマイルコミュニティーの無農薬野菜をお求めいただき誠にありがとうございます。日頃、健康の五原則を機会あるごとにお伝えさせていただいています。①食事の内容、②適度な運動、③十分な休息、④体を温める、⑤心の持ち方の五つです。どれかに問題があると、病気を引き起こす場合が多いように思います。日頃から上記の五つを意識して予防に取り組んで頂きたいと願っています。 「カルシウムを何で摂りますか?」 先週のこの欄で、「カルシウムパラドックス」というお話をさせていただきました。普段の食生活で、食事などから摂取するカルシウムの量が不足すると、体内でカルシウムが増加し過ぎてしまうという現象が起き、骨粗鬆症だけに終わらず、腎臓結石や尿道結石、動脈硬化などの症状に発展することがありますと、お伝えしました。そうならない為には日頃からカルシウムを多く含む食品を食事の中に取り入れることが求められますが、「どういう食事を心掛ければ良いか?」という問題について考えてみたいと思います。よく、カルシウムは牛乳で摂るという方が見えます。牛乳を宅配で取って毎日飲んでいるとか、毎朝ヨーグルトは欠かせないという方も多いようです。果たして牛乳や乳製品はカルシウム源として有効なのでしょうか。 牛乳にはカルシウムがたくさん含まれていて、カルシウム源として効果的だと言われる向きもありますが、基本的に牛乳は子牛の飲み物であることを忘れてはいけないと思います。動物で他の種族の乳を飲む生き物は人間の他にはいないそうです。しかも、牛でも子牛の時は乳を飲みますが、成牛になれば乳を飲まずに草を食んでいます。なのに人間だけが大人になっても他の種族の牛の乳を飲み続けるというのは、どうも不自然のような気がしてなりません。そして、牛乳には動物性脂肪が含まれていますので、こちらの方が問題になります。骨粗鬆症対策でカルシウムを積極的に摂ろうとされている方も見えると思いますが、カルシウムは出来るだけ野菜や穀物、海藻類、小魚等から摂ることをおススメします。カルシウムが体内に吸収される時には活性型ビタミンD3が必要だと言われています。ビタミンDは太陽の光を浴びることで生成されますので、毎日出来るだけ陽の光を浴びる時間を持って頂きたいと思います。また、天日干しされた小魚の干物や干ししいたけは、太陽の恵みを受けて、たっぷりとビタミンD3を含んでいますので、カルシウムの吸収を効率よく促してくれます。もちろん、皆様にお届けしています季節のお野菜は、無農薬、無化学肥料で栽培されていますので、それぞれの野菜が持つ本来の、カルシウムを始めとするミネラルやビタミンがたっぷり含まれていますので、健康な体を作る本の食品として、安心して召し上がって頂ける貴重な食べ物です。私たちスマイルコミュニティーは「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに皆様と共に学び共に歩んで参りたいと考えています。今後とも温かいご声援とご指導のほどよろしくお願いいたします。
今が一年で一番冷え込む大寒。。。
耳や鼻に痛みを感じるほど朝の空気が冷たい季節です。今が一年で一番冷え込む大寒の今日この頃、皆様に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか。いつもスマイルコミュニティーの無農薬野菜をお求めいただき、誠にありがとうございます。日本とは逆に真夏を迎えている南半球のオーストラリアではテニスの全豪オープンが開催されています。世界ランキング5位まで登り詰めた日本が誇る錦織選手の活躍に期待が膨らむところです。今年の錦織選手の顔つきが昨年までとはまるで変わって見えるのは私だけでしょうか。もしかしたら来週のこの欄で、日本のテニスの歴史に新たな1ページが加わったことをお伝えできるかも知れません。そんな思いを持たせてくれる錦織選手に、遠く離れた日本から一緒に声援を送りましょう。 「カルシウムパラドックス」 「カルシウムパラドックス」という言葉を聞かれたことがお有りでしょうか。パラドックスは逆説という意味ですので、「カルシウムの逆説」ということになります。カルシウムの摂取が不足すると体内では逆にカルシウムが過剰に増えてしまう現象が起こります。これを「カルシウムパラドックス」と呼びます。腎臓結石や尿道結石が疑われて病院へ行くと、「カルシウムの摂りすぎです」と診断を受けることがあると思いますが、腎臓結石や尿道結石の主な原因はカルシウムの摂り過ぎではなくて、摂らなさ過ぎ、いわゆるカルシウム不足を来していることが主な原因になります。「え~っ!本当なの?」って驚かれる方も見えるかも知れませんが、これは事実です。カルシウムは生命維持には欠かせない大切なミネラルの一つで、体内のカルシウムの99%は骨や歯に蓄えられています。残りの1%は血液中や細胞に存在しますが、この1%の血液中のカルシウムの量はとても大切で、厳密に管理されています。一般的にカルシウムの摂取量は1日600mg必要とされていますが、他の栄養素に比べて摂取量の少ないのがカルシウムとされていて、平均では550mgしか摂れていないとされています。慢性的にカルシウム不足を起こしていることになります。体内の血液体液は、弱アルカリ性(pH7.35)に保たれています。これを維持しているのがカルシウムの役割なのですが、カルシウム摂取量が不足して、血液中のカルシウム量が不足すると、副甲状腺ホルモンが働いて、カルシウムの貯蔵庫である骨から、カルシウムを溶かし出して血液中にカルシウムを供給して、弱アルカリ性を保とうとします。これを「経骨カルシウム」と呼びます。問題はこの時、必要な量だけ溶かし出せば良いのですが、それがそうはならないそうで、例えば100必要な時に、200も300も溶かし出してしまうのだそうです。それが、血液中や細胞内でカルシウムが過剰に増えてしまうというのが「カルシウムパラドックス」(カルシウムの逆説)と言われる現象です。カルシウム不足を起こすと「骨粗鬆症」になるというのは皆さんご存知だと思いますが、実は骨粗鬆症だけではなくて、腎臓結石、尿道結石の他、動脈硬化症、高血圧症、認知症、アルツハイマー症、パーキンソン病などの疾患もカルシウム摂取不足により引き起こされるとされています。そこで、カルシウムは極力食べ物から摂る必要があります。食べ物から、いわゆる口から摂るカルシウムを「経口カルシウム」と呼びます。経口カルシウムが不足すると、経骨カルシウムが増えると覚えて頂くと良いと思います。しかし、この時も、何でカルシウムを摂るかがとても大切で、一般的によく言われるのが牛乳や乳製品はカルシウム源として有効とされていますが、本当にそうなのかという問題が起きています。 次号では、カルシウムを何で摂るかを考えてみたいと思います。私たちスマイルコミュニティーは「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに皆様と共に学び共に歩んで参りたいと考えています。今後とも温かいご声援とご指導のほどよろしくお願いいたします。
温かくしてお過ごしいただきたいと思います。
全ての葉が枯れ落ちていた花水木の枝の先には、もう無数のつぼみが春の訪れをじっと待っているように付いています。季節は一年で一番寒いとされる二十四節気の大寒を迎えました。皆様お変わりありませんでしょうか。インフルエンザに罹ったという知らせを聞くことが多くなってきました。まだまだ気温の低い時期は続くと思いますので、どうか温かくしてお過ごしいただきたいと思います。寒さはピークに達していますが、自然は次の春の準備を脈々と続けています。花水木のつぼみは、厳しい寒さがあるからこそ、春には綺麗な花を咲かせるのだそうです。そんな目で見れば、色んな所で春の訪れを感じることができる季節でもあり、思わず嬉しくなってくる今日この頃です。 「予防医療をご家庭に・・・2025年問題」 最近色んな所で、2025年問題という言葉を耳にします。2025年問題と言うのは、これも厚生労働省が発表していることなのですが、いわゆる団塊の世代と言われる人たちが後期高齢者になる最終年が2025年ということで取り上げられている問題です。 今の日本の経済はこの世代の人たちを中心に回っているのではないかと思うことがよくありますが、圧倒的に多い世代が故に、その影響も大きいように思います。厚労省の発表では、2010年に280万人、2015年には345万人だった認知症高齢者数が2025年には470万人に達すると推計されています。「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅱ(日常生活に支援をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態)以上の高齢者数を推計したものですが、そうなると、その為に介護施設や介護労働者が多数必要になって来るということで、その数がピークに達する2025年が問題視されています。年齢を重ねればある程度仕方がないことなのかも知れませんが、このままの状況が続くと日本経済にも大きな影を落とすことになります。厚労省はその予測を踏まえて、医療制度を、在宅医療を重視する方向にシフトしています。仮に団塊の世代に合わせて介護施設をたくさん作って、介護労働者を多数雇用したとしても、その後には必ず、それらが不要になってくる時代がやってきます。労働者はまた別の仕事に就くことが出来ますが、作った施設は利用率が低下すると、運営が出来なくなります。2025年問題はそう言った問題も含んでいます。私の父は今92歳を迎えています。認知症でグループホームのお世話になっています。入所して7年になりますが、今は自立生活が困難な状態になっていますが、現在の介護制度のお蔭で随分助けられていると思います。しかし、そんな父を見ていていつも思うのですが、子供である自分が、親の面倒を一緒に見てやれないもどかしさを感じます。出来ることなら、一緒に暮らして、家族に囲まれて生活ができたらどんなに幸せな事なんだろうなと・・・。人は必ず老いていきますから、いつかは誰かに介護されるような状態になると思います。しかし、それがいつ訪れるかには個人差があると思います。介護されるのが当り前ではなくて、出来れば介護を必要としない自立度の高い状態を維持できればいいなと思います。その状態も、今の健康なうちに、自分で選択が出来る問題だと思います。2025年問題は、改めて予防医療を、そして家族の在り方を考えるための問題提起でもあると思います。私たちスマイルコミュニティーは「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに皆様と共に学び共に歩んで参りたいと考えています。今後とも温かいご声援とご指導のほどよろしくお願いいたします。
Reliance
いなべ市にて野菜作りをされているRelianceさんの農園です。 こちらの農園は、自然の草を活用し、土壌、風雨など自然の循環の中で育つ野菜作りをされています。 農薬を使わず、たくましく育った野菜は力強い自然本来の旨味を私たちにもたらしてくれます。 栄養を奪い合うことなく、同時に多様な植物が育つ土壌で、栄養いっぱいの野菜が育ちます。 ふかふかの土壌は、野菜にとっては布団のような存在。豊かな旨味を出してくれるのに必要な条件となります。 新鮮な野菜を収穫直後に洗います。綺麗に洗い出荷準備を整えます。洗い終えた後はすぐにお客様のもとへと配達させていただきます。 広大な土地で、野菜が持つ力強く育つ生命力を促す土壌作りはとても大変だと思いますが、お客様のためにと日々格闘しています。 その時期にしか味わえない旬野菜の美味しさに感動してください!