「保存版・栽培方法から見る野菜の選び方」
まだまだ寒い日が続きますが、早咲きの梅の花がほころび始め、少しずつ春の足音が聞こえ始めてきました。
皆さんお変わりありませんでしょうか。緊急事態宣言が延長されるとかで、まだまだコロナの影響は続きそうですが、コロナウイルスの出現によって、免疫力という言葉がキーワードになってきました。免疫力は日頃の生活習慣の在り方が問われる基本的な身体の状態を表しますから、毎日意識して生活することが大切だと思います。
その免疫力を高く保つために、食事の内容を考えることはとても大切です。毎日食べる食品で、スーパーなどで売られている野菜や米の約99%は、化学農薬や化学肥料を使用して生産されています。それが現在の日本の実情です。それらの化学的な薬品や資材を使って生産された農産物は、野菜本来の栄養が欠如するほか、その化学成分が体内に侵入することで、環境ホルモンとなって、ホルモン異常を引き起こしたり、発がん性物質となったり、神経伝達に異常をきたす原因物質になる可能性がありますから、注意が必要です。
「保存版・栽培方法から見る野菜の選び方」
スーパーなどで買い物をする時に、例えば総菜などの加工品を買う時には、裏面に張られている食品表示を確認して買う方は多いのではないでしょうか。でも、なぜか野菜を買う時には産地表示と価格だけしか確認するものがないので、その野菜がどんな栽培方法で生産されたかを知る由もないし、そこに意識は向かないと思います。
野菜を育てるには、肥料が必要になります。その肥料を何で賄うかで、栽培方法は大きく変わり、野菜そのものの状態や栄養価、保存性(生命力)が大きく変わってきます。また、野菜作りには、虫が発生することがあったり、草が生えて邪魔になったりして、生産に支障をきたす原因にもなりますので、それを殺虫剤や除草剤で駆除しようと化学農薬を使用することが、半ば当たり前のようになっています。
一般的には知られていませんが、野菜の栽培方法には主に下記のような栽培方法があります。
◎慣行栽培
慣行レベル「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」における三重県慣行レベル PDF(164KB)という、各農産物別に化学農薬の使用回数や、化学肥料の使用量基準を県単位で定め、その基準内で生産された作物であれば安全だとされる栽培方法。
◎特別栽培
各農産物の化学農薬や化学肥料の使用量を、上記の慣行栽培の基準の半分以下に抑える栽培方法。
◎有機栽培
有機JAS法に基づいて、有機農業は「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義され、それにより植物性堆肥などの有機肥料を施す栽培方法です。
スマイルコミュニティーがお届けする商品について
弊社がお届けします野菜は基本的には、無農薬、無化学肥料の、有機栽培による生産物をお届けしています。お米については、「有機米」、「たらふく米」が有機栽培の生産物です。果物については、肥料は有機肥料を使用し、極力農薬の使用を抑えた減農薬栽培(一部無農薬栽培のものもあり)のものをお届けしています。
私たちスマイルコミュニティーは、無農薬野菜の宅配サービスを通じて、「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」の創造を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに、健康への意識の高まりや環境保全への取り組みを推進しています。今後も皆様と共に、健康や環境について考え、日々実践して参りたいと考えています。今後とも、ご指導、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
合掌
2021年2月2日
㈱スマイルコミュニティー
代表 濱地卓司