「三つのありがとう」
みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー
辺り一面の田んぼに水が張られ、陽春の名に相応しい春の光が水面に眩しく輝く今日この頃、今年も田植えのシーズンを迎えようとしています。はるか上の空からはチルチルピー♪チルチルピー♪と雲雀(ひばり)の鳴き声が声高らかに聴こえてきます。
温かで心地よい待ちに待った春がやってきたように思いますが、何かしら両手を挙げて喜べない今年の春ではないでしょうか。
皆様お変わりありませんでしょうか? 新型コロナウイルスの感染が拡がり、緊急事態宣言が出され、小中高が休校になっている地域も多く、今年から胸はずませて幼稚園に通い出すはずだった孫も家でジッとしているのではないかと思うと、早く終息してほしいと願わずには居られません。
「三つのありがとう」
参加して六年目になる経営者の勉強会・倫理法人会を創設した倫理研究所の創始者・丸山敏雄先生は、「苦しみを喜んで迎え、病気になれば「おめでとう」という時代が来た。それは、苦難は幸福の門であり、万人が必ず幸福になれる絶対倫理が現れたからである。」と、その著書『万人幸福の栞』の序の冒頭に記しています。
三年前に出会って親しくさせて頂いている亀ちゃんこと西亀真さん。私と同い年の今年63歳ですが、47歳の時に病気により全盲になりました。その亀ちゃんがよく言います。「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」そして、「決して決してあきらめないでください、あなたの夢を」と。そんな亀ちゃんにはいつも大きな勇気を頂いています。
今回の騒ぎの中でふと、15年程前に出会ったことで、今の仕事をするきっかけになった、環境問題や生き方の提唱に取り組むNPO法人「ネットワーク地球村」の代表・髙木善之さんから教えてもらった「三つのありがとう」という話を思い出しました。
一つ目のありがとうは、「バースデー(birthday)」・・この世に生まれてきたこと。
二つ目のありがとうは、「リ・バースデー(Re.birthday)」・・自分の役割(目的)に気付き、新しい人生を歩むこと。
三つめのありがとうは、「ギブアウェイ(give away)」・・役割を終え、与え尽して祝福されてこの世を去っていくこと。
目の前に起きる出来事は、全て必然であるとよくいわれます。そう思うと、今回の新型コロナウイルスのパンデミックも、今を生きる私たち全地球人に何らかのメッセージを投げかけているのだと捉えることができるのではないかと思います。新型コロナウイルスの発生原因については今後の議論に任せるとして、今回の出来事により、日頃何を大切に生きているかが問われた格好になったのではないでしょうか。
私たちは、この世に生まれてくる時に親を選んで生まれてくるといわれます。意識するかしないかは別として、本当にそうだとしたら、生まれてくる時には、明確な意思を、目的を持って生まれてきたことになります。改めて今、そんなことを考えるタイミング、ターニングポイントになっているのではないでしょうか。
私たちスマイルコミュニティーは、無農薬野菜の宅配サービスを通じて、「みんなが笑顔で暮らせるコミュニティー」の創造を目指し、「未来の子どもたちのために。健康と環境を考えよう」をテーマに、健康への意識の高まりや環境保全への取り組みを推進しています。今後も皆様と共に、健康や環境について考え、日々実践して参りたいと考えています。今後とも、ご指導、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
合掌
2020年4月17日
㈱スマイルコミュニティー
代表 濱地卓司
※このコーナーでは、日頃感じたことやお伝えしたいことなどをお届けさせて頂いています。ご感想、ご意見ご要望などありましたら遠慮なくお申し付け頂きましたら幸いです。