「運動の習慣を持ちましょう」
東京オリンピック開幕(2020年7月24日)まで、あと一年になってきました。これからしばらくは、色んなスポーツの話題が多くなるのではないかと思います。
体調を崩したり、体の不調を感じたりした時、振り返ってみると、運動とは無縁の生活習慣が当たり前になっていたことに、ようやく気が付いたりします。何もなく普通に暮らせていると気が付かないものですが、体は手を抜いてきたことを見逃さずちゃんと教えてくれます。それが、病気と言う形で現れることが多いのではないでしょうか。
この欄で、健康の五原則を時々お伝えしています。①「食事の内容」、②「適度な運動」→「運動の習慣」、③「十分な休息」、④「体を温める」、⑤「心の持ち方」、付則・「化学物質を体に入れない」。上記のうち、どれが欠けても病気になる可能性が高くなってしまいます。
五原則+付則のうち、「適度な運動」は、適度と言う表現が、聞こえは良いのですが、得てして甘く捉えられがちで、これからは「運動の習慣」という表現に変えたいと思います。適度な運動では適当な運動になってしまいますので、適度な運動ではなく、しっかりとした自分の意志で続けられる「運動の習慣」を身に付けて頂きたいと強くオススメします。
運動の習慣を身に付けると、日々の生活にリズムが出て、習慣にすることで気持ちの上でも躍動感が生まれます。また、習慣にすることで、体が日々鍛えられ、不意のアクシデントにも対応できる体力が付いてきます。運動することで、体力が付くのと、体を温める習慣も自然に身に付きます。そして、ストレスの解消にもなり精神衛生上もとても有効な健康への取り組みになります。
運動と言っても様々ですが、誰でも直ぐにでも始められるのが「ウォーキング」です。朝の早い時間帯に、できれば日の出が拝める時間帯がおススメですが、できるだけ太陽が高くならない時間帯が良いと思います。ウォーキングをする時は、姿勢良くして、少し早歩きで手を大きく振って踵から接地するようにリズムよく歩きます。下を見ないで、顎を引いて進む方向を真っすぐ見て楽しく歩きます。できれば目標物を決めて毎日同じコースを歩くのが良いように思います。歩く習慣が、健康生活の第一歩になり、病気にならない健康な体を作って頂ければと思います。